開催レポート|あつまれ おおもりの森(2025年5月23日開催)

2025年5月23日(金)、地域おこし協力隊・大森遊音(おおもり ゆおん)さんによる交流イベント「あつまれ おおもりの森」を開催しました。

現地・オンラインあわせて約40名が参加し、大森さんのこれまでの歩みをたどりながら、地域との関わりやお互いの“いま”を語り合う温かなひとときとなりました。


開催概要

日時:2025年5月23日(金)18:30〜20:00
場所:コラボレーションスペースTakt または Zoom(オンライン)
参加費:500円(軽食代)
対象:大森さんと会ったことがある方、または会ってみたい方
定員:現地30名(満席)/オンライン無制限
主催:一般社団法人草薙カルテッド

登壇者:大森遊音(おおもり ゆおん)さん
草薙駅周辺地区地域おこし協力隊員

ファシリテーター:亀山美佐子さん
(元移住コーディネーター)

森の入口に立った気持ちで

埼玉県川口市から静岡市に移住し、草薙を拠点に地域おこし協力隊として活動を始めて3ヶ月。

今回のイベントは、大森さんにとって、出会ってきた人たちとの関係を振り返り、次の一歩を考える節目として企画されました。

「どんなことに取り組んでいこう?」「どんな人と出会っていけるだろう?」と語る大森さんの姿は、まるで森の入口に立つような心境。お話の中では、これまでの出会いや静岡で感じていることを等身大で語っていただきました。

その言葉に共感した参加者も多く、初めての方も含めて会場全体が穏やかで安心できる空気に包まれていました。

受け入れ団体である草薙カルテッドからは、代表理事の山本と共同代表の花崎も登壇し、大森さんへのメッセージと地域への期待を込めたコメントを伝えました。

会話のきっかけとなった関係性マップ

今回のイベントでは、参加者どうしの関係を可視化する「関係性マップ」を会場に設けました。参加者の似顔絵を模造紙に貼り、参加者が知っている人やつながっている人を線で結ぶことで、ささやかな交流が自然と生まれる仕掛けとなりました。

このマップは、会話を生む“きっかけ”として用意されたもので、「つながっていたんですね」「この人も今日来てるんだ」といった驚きや発見が、参加者同士の距離をぐっと縮めていました。

対話の中で生まれた気づきと応援の声


イベントの後半では、大森さんが静岡での生活や取り組みについて語ったのち、参加者からも思いや応援の声が自然と飛び交いました。
終了後のアンケートでは、

  • 「一緒に何かしたい」
  • 「とても前向きな気持ちになれた」
  • 「大森さんの人柄から信頼できる未来を感じた」
  • 「これからの活動が楽しみ」

といったコメントが多く寄せられました。

また、「草薙のまちへの関心が高まったか?」という問いには、ほぼすべての参加者が「高まった」と回答。中には「久しぶりに草薙について考える機会になった」「まちの可能性を感じた」といった声もあり、地域への視野を広げる場にもなっていたのではないでしょうか。


おわりに

「あつまれ おおもりの森」は、誰か(大森さん)の物語に耳を傾けることで、自分の“いま”を振り返るきっかけとなるようなイベントでした。決して大きなことではなくても、誰かが踏み出した一歩が、まちにとっての大切な起点になる。今回は大森さんという一人の存在を通じてそんな感覚が確かに会場に広がっていたように思います。

草薙カルテッドでは、これからも人と人、まちと人をつなぐ“森の入口”のような場を育てていきます。ご参加いただいた皆さま、そして大森さん、ありがとうございました。