常葉大学 造形学部 造形学科の「デザインシンキング B」の授業と連携をして、草薙商店会をテーマにした取り組みがスタート。

草薙カルテッドでは学校と草薙商店会のやり取りがスムーズに行くための、コーディネートを担当させていただいています。

いつも連携をさせていただいている村井先生からお声かけいただき、「地域」をテーマにした授業を一緒にできないか?というご相談をいただいたところから始まりました。

学生たちが取り組むテーマ

草薙商店会に加盟している中から5店舗が選ばれており、学生は2〜3人のグループで店舗にヒアリングを行い、課題解決に向けた提案を行う内容となっています。

造形学部ということもあり、デザインの知識を使って解決策を考えるのが特徴的です。

学生にとって初めての課外授業がスタート

初回の課外授業を5月8日(月)に実施しました。

いきなり店舗に行くのではなく、街全体のことをまずは知るということからスタートしていて、商店会や行政の方をお招きし、それぞれの視点で今後進めていく中でのポイントをお話をいただきました。

お話しいただいた方

草薙商店会 会長/伊藤さん

静岡市 商業労政課 /横田さん 加藤さん

静岡市 清水都市整備課 / 榊原さん

草薙カルテッド / 西・小林

まずは草薙商店会の伊藤さんから。

「これから駅前通りが改修工事に入り景観が大きく変わっていくため、皆さんの意見なども取り入れながらもっと盛り上げていなくてはいけない。

今回各店舗に入りながら、皆さんのやれることを実践してみてほしい。」

と力強いコメントをいただきました。

続いて静岡市 商業労政課の横田さん・加藤さん。

全国の商店街の現状や抱える悩み、市民側のニーズなどをデータも含めてお話いただきました。

世代や性別だけではなく、社会情勢や災害も大きな影響を与えており、いかにそこいる店舗や団体が連携しながら街を盛り上げていけるかも重要であるというお話をいただきました。

学生からは「なぜこの時代は空き店舗が増えているのか?」「他の地域で参考になる商店街はあるか?」など様々な質問が飛び交いました。

最後に静岡市 清水都市整備課の榊原さんより、草薙駅周辺の街のなりたちであったり今後どんな街になっていくのか?について教えていただきました。。合意形成は地道な関係性づくりの積み重ねであり、対話の重要性についても分かったかと思います。

実際の街を歩きながら店舗にヒアリングへ

街歩きの前に草薙カルテッドから店舗単体として見るのではなく、街全体として捉えてほしいというお話をさせていただきました。

自分が担当する店舗だけではなくその横に何があるのか、学生はどんなふうに街を歩いているのか?など様々な視点で街の中を探索しました。

参加店舗にも伺いながら、顔合わせを実施。初めて入るお店だった子も多く「ここでこれ買えるんだ!」という声もありました。

常葉大学は駅の北口にあることもあり、そもそも南口(県立大学側)に来たことがない。

という子もいる中で、「どうすれば北口と南口の回遊性が高まるか?」も今後の課題だと思いました。

私たちにとっても学びのある時間となりました。

ここから約3ヶ月間、学生たちは課題解決に向けて進んでいきますので、最後どういう提案になるのかを楽しみにしていてください。